ランニングはいつ走ればいい?朝ランと夜ランのメリット・デメリット
ランニングに関する情報を収集していると、「朝に走るべき」「夜のほうがいい」と意見がわかれていて、どっちが正しいのか悩みますよね。結論から言えばどちらでもいいのですが、朝ランと夜ランでは得られる効果が少し違います。
このため、理想は朝ランと夜ランを使い分けることです。ここではそれぞれのメリットとデメリットについて解説しながら、朝ランと夜ランを使い分けるコツをご紹介していきます。
目次
朝ランのメリットとデメリット
それではまず、朝ランのメリットとデメリットについて解説します。
朝ランのメリット
・コンデイションが安定している
・習慣化しやすい
・仕事の効率が上がる
・体内時計が整って睡眠の質が上がる
朝ランは寝て起きてすぐに走るので、毎日ほぼ同じコンデイションでスタートできます。このとき「今日は足が重いな」と感じたり、実際にタイムが遅かったりすると疲労が残っていることになるので、「少し練習の負荷を減らそう」という判断ができます。
起きてすぐ走りますので、ランニングを邪魔することは何もありません。このため、毎日コツコツ積み重ねることができ、習慣化するのも簡単です。
朝走ると血行が良くなるので、職場に着いたときには脳がしっかりと活性化しており、午前中の仕事をより効率的に進められるというメリットもあります。
また、毎朝同じ時間に起きて太陽の光を浴びることで、体内時計がリセットされます。体内時計がリセットされると睡眠の質が上がると言われており、疲労回復も早まることが期待できます。
朝ランのデメリット
・夜更しができなくなる
・高負荷のトレーニングに適していない
メリットの多い朝ランですが、もちろんデメリットもあります。朝早く起きなくてはいけないので、夜更しができなくなる。場合によっては職場の仲間との飲み会も断ることになります。深夜のテレビ番組も見られなくなります。
また、朝からインターバルなどの高負荷なトレーニングをすると、疲労困憊な状態になるので仕事どころではなくなってしまいます。ジョギングなら朝が向いていますが、自分を追い込むようなトレーニングには向いていないというのが朝ランの大きなデメリットになります。
夜ランのメリットとデメリット
朝ランのメリットだけを読むと「朝ランに決定!」となりそうですが、夜ランにも朝ランにないメリットがあります。
夜ランのメリット
・体を追い込むことができる
・仲間と一緒に走れる
・ストレス解消になる
夜ランは走ったあとは寝るだけなので、しっかりと体を追い込むトレーニングができます。インターバルやペース走などをして疲れても、オフロに入って食事を済ませたら、すぐにベッドに入れます。
朝ランはラン仲間と合流するのが難しいのですが、仕事が終わったあとの夜ランなら集合しやすく、一緒にランニングを楽しむことができます。ラン仲間と同じ時間を過ごせば過ごすほど、ランニングを継続しやすいので、刺激になるという意味で仲間とのランはとても大切です。
また、仕事で嫌なことがあっても、走りに行けばそんなことは全部忘れてしまいます。ストレスを溜め込まないで翌朝を迎えることができるので、毎日笑顔で過ごすことができます。
夜ランのデメリット
・暗くて危険
・スピード感がわかりづらい
・仕事が忙しくなると走れなくなる
夜ランの最大のデメリットは、やはりなんといっても暗くて危険だということです。車からの視認性が著しく低下するので事故に遭いやすいという問題もありますし、女性の場合には夜道を走るというだけで不安になりますよね。
また、追い込む練習はできますが、周りの景色が見えないので自分のスピード感がわかりづらいという問題もあります。思ったよりもスピードが出ていないので、負荷をかけたつもりが、それほどでもなかったということもよくあります。
そして何よりも仕事が忙しくなると、帰宅してから走る時間を確保できず、そのまま習慣化に失敗してランニングをやめてしまうというケースがかなりあります。また、夜は誘惑されるものが多く、「時間があれば走ろう」という感覚だと、いつまで経っても走れなかったりします。
朝ランと夜ランを使い分けるコツ
朝ランと夜ランそれぞれに、メリットとデメリットがあることがわかってもらえたかと思います。それを踏まえた上で、理想の使い分け方法をご紹介していきます。
・毎日30分の朝ラン
・3日に1回、夜にポイント練習
・仲間とのランは積極的に参加
トレーナーによって理想は変わってくるかと思いますが、RUNWAYでおすすめするのがこのスタイルです。
健康維持と習慣化のために、毎朝30分ほど走りましょう。4~5km程度は走れると思いますので、これだけで月間走行距離は120~150kmにもなります。胸を張って「ランナーです」と言えるだけの距離です。
ただ、これだけではゆっくりしか走れませんし、長い距離も走れません。少しレベルアップを望むのであれば、3日に1回のペースで、インターバルやペース走などのポイント練習を行いましょう。シリアスに走るのでなければこれで十分です。
あとはラン仲間と集まって走るときには積極的に参加してください。これで走行距離も伸びますし、何よりもモチベーションアップに繋がります。ただし、ランニングのあとの打ち上げでお酒を飲みすぎないようにだけ注意してください。
まとめ
朝ランと夜ラン、どちらか1つを選ばなくてはいけないというルールはありません。大事なのは自分の目的に合わせて組み合わせるということです。ただ、習慣化がとても大事ですので、朝ランだけは必ずしてもらいたいところです。
長い時間走る必要はなく、たった30分で構いません。着替えとシャワーを合わせて1時間ですので、1時間早く寝なくてはいけません。でもそれだけのことで仕事の効率が上がりますし、睡眠の質も上がっていいことだらけです。
毎日の生活を充実させるために朝ランを行って、自分のレベルアップとモチベーションアップのために夜ランをするのだと考えておくと、目的が明確になっていいかもしれません。いずれにしても、まずは早寝早起きをして朝ランをすることから始めましょう。