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走れるマラソン大会がない!ランナーは何を目標に走るべきか

新型コロナウイルス感染拡大による非常事態宣言が徐々に解除されていき、以前と同じような環境で走れるようになるのもあと少しといったところ。ただ、困ったことに秋大会は軒並み開催中止を宣言しており、走れる大会は限られています。

そもそも実際に開催できるのかもまだ不透明な状態で、練習を再開できるようになったとして、私たちランナーは何をモチベーションにして走り続ければいいのでしょう?今回はマラソン大会がないタイミングでどのようにしてランニングと向き合えばいいのかをお話します。

目次

外向的な性格の人ほどモチベーションが下がる

マラソン大会がなくなったことでモチベーションが下がるとお話しましたが、実はすべてのランナーがそうなるわけでなく、30%くらいのランナーはマラソン大会がないことを何とも思っていません。

これは人間の性格の問題で、内向的な人は興味が外ではなく自分の内面に向いているので、マラソン大会でいい走りをしようというモチベーションがそもそもありません。上手に走れること、走れることによる自分の変化を楽しんでいるので、マラソン大会がなくてもランニングを十分に楽しんでいます。

ところが外向的な性格の人は、興味が自分の外側に向いており、誰かに褒められたり表彰されたりすることに喜びを感じます。だからマラソン大会で自己ベスト更新をしたり、目標達成することがモチベーションになります。

自分が褒められる場がないわけですから、モチベーションを保つことができず「何のために走っているのだろう」「ランニングが退屈」という気持ちになり、トレーニングを休みがちになります。

すべての人がそうではありませんが、思い当たる節があるのではないでしょうか。

目標に対して自分でご褒美を用意する

モチベーションを維持できないのは性格の問題なので、これを今から変えようと思ってもそれは無理です。内向的な人が外向的な人格を演じることはできますが、外向的な人が内向的な人格を演じることは難しいため、自分をごまかすということもできません。

だとしたら、もうその性格を上手く活用するしかありません。

外向的な人は褒められることだけでなく、報酬に対しても喜びを感じます。初マラソンで完走メダルを喜ぶのも外向的な人が多く、内向的な人にとって完走メダルはそれほど重要なアイテムではありません。自分で走りきったという事実のほうが喜びになります。

それはともかく外向的な人は報酬に対して喜ぶわけですから、目標を自分で立ててそれを達成したらご褒美を与えましょう。予め決めておいてもいいかもしれません。

・月間走行距離が300kmを超えたらヴェイパーフライを買う
・10km走で40分以内で走ったらスマホを買い換える
・1ヶ月休まずに走り続けたら神戸牛を取り寄せる

これは例えですが、達成したときのご褒美があれば、やる気がまったく変わってきます。何か迷っていることがあれば「達成したらやる」というように決めるのもありです。

設定した目標はSNSで公開する

目標設定をしてそれに報酬をつけるだけでも効果がありますが、外向的はSNSを活用することでさらにモチベーションを上げることができます。方法は簡単で、目標設定と報酬をSNSに公開するだけです。

公開することで「やらなくては」という気持ちになるだけでなく、それに対して周りの人がコメントをくれるはずです。ほとんどの人が優しく「頑張って」と言ってくれるはずです。あとは目標に向けての経過を報告するだけです。

Twitterなら名前の後ろに「◯◯@月間走行距離300km目標」といった感じで記載するのも効果的です。

実際にどれくらいの人が反応してくれるかはわかりません。フォロワーが少ないとあまり反応が期待できないかもしれませんが、見てくれている人は必ずいます。反応がなくても気にせずに目標掲げて、途中経過を報告しておきましょう。

内向的な人は小さな挑戦を行う

内向的な人は楽しみながら走っているでしょうから、マラソン大会あろうとなかろうと、変わらず走り続けているかと思います。でも、このタイプの人は他に興味が移るとランニングに対しての興味が薄れてしまいます。

走らなくなってもそれに対する罪悪感もないので、そのままランニングをやめてしまうこともあります。それはそれで構わないのですが、せっかく走ってきたわけですから、なんとか継続してもらいたいところです。

そこで提案したいのは、小さな挑戦をしてみましょう。例えば1kmのタイムトライアルを1週間に1回行いましょう。理想は常に記録更新することですが、1kmくらいの距離ですといつもいいタイムで走れるわけではありません。

大事なのは「なぜ遅くなったのか」を自分なりに追求することです。「前日の疲労が残っていた」「計測前に食べ過ぎた」など自分なりに考察をして、次回のタイムトライアルに活かします。ダメだったと思う部分を改善し、それがタイムにどう影響するかを人体実験するのです。

内向的な性格の人なら、おそらくかなりハマるはずです。そうなるとランニングとの向き合い方が大きく変わり、ランニングをもっと好きになります。騙されたと思って、小さな挑戦とトライアンドエラーを繰り返してみてください。

まとめ

マラソン大会がないとなかなかモチベーションを維持するのが難しいのですが、ここでお伝えしましたように、その理由が性格によって違います。外向的な人は褒められたり報酬がない状態に満足できないので、自分で報酬を用意し、そして周りの人にSNSでアピールしてください。

反対に内向的な人はモチベーションは下がらないものの、ランニング以外に興味が移る可能性があります。それは悪いことではありませんが、ランニングを続けたいなら、小さな挑戦を定期的に行い、その結果について自分なりに研究してみましょう。

自分に合った方法でランニングを取り組めば、マラソン大会がない時期もモチベーションを維持しながら走り続けられます。ただ、この性格というのは自分ではなかなかわかりにくものです。もう少し詳しく聞きたいという方は、パーソナルレッスンか練習会に参加していただければ、直接解説しますので、非常事態宣言が解除になりましたらぜひご連絡ください。

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