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オンラインマラソンを走るときに気をつけるべきこと

新型コロナウイルスの影響で全国各地のマラソン大会が中止になり、それに代わる形でオンラインマラソンやバーチャルマラソンのイベントが増えてきました。手軽に参加でき、ランニングのモチベーション維持にもつながりますが、参加する場合に気をつけなくてはいけないポイントがあります。

ここではどんな点に注意して参加すればいいのか、安全にオンラインマラソンを楽しむためのコツをご紹介します。

目次

給水と給食を用意しておく

オンラインマラソンと一般的なマラソン大会との大きな違いが2つあります。1つは1人で走るということで、これは当然のことですので分かっていることと思いますが、気をつけなくてはいけないのはもう1つ、「サポートなしで走らなくてはいけない」ということです。

通常のマラソン大会ではエイドもありますし、救護班もいますので安全に走れるようにできています。でもオンラインマラソンにはエイドがありません。食べ物はおろか飲み物すらありません。そんな条件で夏場でも開催されます。

その結果どうなるか、言うまでもありませんよね。簡単に熱中症になります。ハンガーノックになる人も出てくるはずです。

そうならないためにも、周回コースなどにして1ヶ所に自分でエイドを用意するか、リュックなどに背負って走るようにしましょう。特に水分は絶対に切らさないようにしましょう。持って走ると走りにくいかもしれませんが、周回コースでないなら絶対に持っておいてください。

また、これからの時期は食べ物の管理にも気をつけましょう。おにぎりなどは食中毒のリスクがあります。これからの季節はゼリーなどの腐らないものを用意しておきましょう。

無理に完走を目指さず違和感があればリタイアする

オンラインマラソンには救護班がいません。倒れてしまったら通行人の助けを借りることになり、場合によっては救急車で搬送されます。こんな迷惑な話はありませんよね。でも、これからオンラインマラソンが増えてくれば必ず起こる事故です。

特に熱中症で倒れる人はかなりの人数になるはずです。そもそも夏場はマラソンに向いていないから大会がないのに、オンラインマラソンですと主催者側もそのような意識がないので、次々と立ち上げてしまいます。

基本的には7〜9月のオンラインマラソンにはエントリーしないことがおすすめです。走るにしても万全の準備をした上で、さらに違和感があればすぐに中止しましょう。基本スタンスはがんばらないことです。8割程度の力で走って安全に走り切ることです。

フルマラソンではなく、ハーフマラソンにエントリーするというのもおすすめです。体に無理をさせないように注意してください。

歩行者や周りの人に気をつける

マラソン大会はランナーのために道路が封鎖されます。信号も関係なく気持ちよく走れますが、オンラインマラソンではランナーのためだけのコースが用意されません。ランニングコースであっても歩行者もいますし、河川敷なら自転車も走っています。

公園ですと小さな子どもが飛び出してくることもあります。向かい側からランナーが走ってくることもありますし、市街地コースには信号もあります。おそらく速いペースで走る人ほど、このようなリスクが高くなります。

走り出す前に「これから走るコースはみんなのものだ」という意識を持つようしましょう。周りの人に道を開けてもらうのではなく、自分が避けるようにする。狭い場所ですれ違う場合には、歩くなどの配慮を行ってください。

「自分はフルマラソンを走っているんだ」と主張しても、周りの人からすれば「勝手に走っているだけでしょ?」「みんなの道で危険な走りをしないで」と反感を買うだけです。みんなの道ですので、譲り合いの気持ちを持って走りましょう。もちろん交通ルールを守って走りましょう。

夏は涼しいうちに走り終える

ここまでの説明で熱中症のリスクにも触れましたが、基本的には夏場のオンラインマラソンはおすすめしません。でもリスクを承知で走りたいという人もいますよね。そういう人はとにかく涼しい時間に終わらせましょう。

朝の10時までに走り終えるのが基本です。できれば9時までに終わるのが理想。そこから逆算してスタートしましょう。フルマラソンを4時間ではしれるならスタートは6時です。6時にスタートするのが難しいならハーフマラソンにエントリーにしましょう。

いま無理をしてまでフルマラソンを走る必要はありません。もっと涼しい季節になったら、安全にフルマラソンを走れるようになります。秋にはもっと多くのオンラインマラソンが開催されるはずです。そこまでは長い距離を走る必要はありません。

暑さに耐えてがんばっても誰も褒めてくれませんし、熱中症で倒れたら迷惑をかけてしまいます。7〜9月のオンラインマラソンは必ず朝の10時までに走り終えるようにしましょう。

まとめ

オンラインマラソンは間違いなく2020年のトレンドになります。目標がないとがんばれないタイプの人はぜひ上手に活用してください。ただし、下記の点にをつけましょう。

・給水と給食を用意しておく
・無理に完走を目指さず違和感があればリタイアする
・歩行者や周りの人に気をつける
・夏は涼しいうちに走り終える

自分の身は自分で守ること。他の人に迷惑をかけないこと。簡単に言えばこの2つのことですが、それをするためにこの4点を意識して走りましょう。

新型コロナウイルスの影響で、ランナーに厳しい目が向けられています。どちらが正しいかという議論をしても意味がありません。とにかく周りの人に悪いイメージを与えないことが大切で、その気持ちを忘れずにオンラインマラソンを楽しみましょう。

繰り返しになりますが、この時期からは熱中症リスクがかなり高いので、水分補給だけは絶対に忘れないように気を付けてください。

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