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不整地ランニングをおすすめする3つの理由【トレイルを走ろう!】

ランナーのほとんどが、アスファルトの路面を中心に走っているかと思います。ランニングとはそういうものだと思い込んでいる人もいるようですが、もちろんそんなことはありません。ランニングはもっと自由で、道さえあればどこを走ってもかまいません。

しむろ強いランナーになりたいなら、積極的に不整地を走ってもらいたいところです。不整地を走ることには2つのメリットがあり、それがマラソン大会でのタイムにも直結します。そして何よりもランナーとして寿命を伸ばすこともできます。そこで、ここでは不整地ランニングのメリットについてお話します。

目次

アスファルトのロードを走り続けるのはNG

まずアスファルトのロードを走り続けるのが、なぜいけないのかについて説明します。アスファルトの路面は整備されていて、グリップもしやすくて走りやすいですよね。マラソン大会もアスファルトの路面で行うので、練習も当然アスファルトでするのがよさそうです。

でも、アスファルトは思った以上に足に負担を掛けます。コンクリートほどは硬くありませんが、それでも膝が耐えられるような硬さではなく、走る距離を伸ばせば伸ばすほど膝を傷めるリスクが高まります。

膝のケガのほとんどがオーバートレーニングによるものですが、そもそもアスファルトの路面が硬いことが問題で、ケニア人留学生の中にはアスファルトの上ばかり走り過ぎだと指摘しているランナーもいます。

日本の都市部はアスファルトではない路面を探すほうが難しいのですが、これはランナーにとっては決していい環境というわけではありません。特に歩道は建物の入口で急な傾斜が付いているなど、足首への負担も高くなり、なおかつ歩行者も車もいるので危険です。

レースと同じ路面のアスファルトに慣れておくことは大切ですが、そこばかり走っているとランナー寿命が短くなります。

不整地ランニングが与えてくれる3つのメリット

もし強いランナーになりたいのであれば、アスファルトだけでなく不整地も走りましょう。トレイルでもいいですし、舗装していない河川敷や砂浜でも構いません。アスファルトではない場所を探してみましょう。そのような場所を走ることには、次のようなメリットがあります。

● 膝への負担が軽くなりケガを回避できる
● インナーマッスルや足の細かな筋肉が鍛えられる
● 接触事故のリスクが下がる

それぞれについての説明は後ほど詳しくしますが、基本的にはケガや事故のリスクが下がり、さらにはロードでは鍛えにくい筋肉を付けることができます。それが走力アップに繋がり、さらにはランナーとしての寿命も伸ばしてくれます。

とはいえ都市部では不整地を探すのも難しいですよね。でもその気になれば意外とたくさん不整地があります。距離は短くても往復や周回すれば、それなりの距離になります。ぜひ今度ランニングをするときには、周りに不整地がないか探してみましょう。

膝への負担が軽くなりケガを回避できる

不整地は地面が土で柔らかいというメリットがあります。そもそも私たちの体は、アスファルトの上を走れるようには作られていません。自然界にはそんな硬い路面はなく、それにそこまで強度を持たせる必要がないためです。

そのような体でアスファルトを走り続けたらどうなるか。当然、限界を超えたところで故障します。そのようにできているから仕方のないことです。でも、そのランニングの半分でも不整地にすれば、膝などの関節にかかる負担は大幅に減ります。

これだけでもランナーとしての寿命を伸ばせることが、容易に想像つくかと思います。もちろん不整地に限らずウレタン舗装のコースでも構いません。ただ、不整地をおすすめするのには、他にも理由があります。

インナーマッスルや足の細かな筋肉が鍛えられる

不整地ですの着地するときに、まっすぐに足をつけないことが多々あります。このとき、体が勝手に微調整を行ってバランスを崩さずに走ってくれます。この微調整をするときに、インナーマッスルや足の細かな筋肉を使います。

きれいな舗装路を走る場合には、これらを使うことなくまっすぐに走れますので、走って付くのはまっすぐに走るのに使う大きな筋肉だけです。膝などを守る小さな筋肉が鍛えられませんので、ちょっとバランスを崩したタイミングで大ケガを負う可能性があります。

まっすぐに走るのに不要な筋肉が付くので、スピードだけを考えれば良くないことかもしれませんが、ケガをしにくい体を作る。健康を維持するという意味では不整地を走ることは、とても有効なトレーニングになります。強い体を手にしたいなら、積極的に不整地を走りましょう。

接触事故のリスクが下がる

不整地のもうひとつのメリットが、人が少ないということです。どこを走るかにもよりますが、大抵は道幅が広くて、それでいてすれ違う人が少ないので接触リスクが下がります。さらに、車が乗り入れすることもほぼありませんので、交通事故も起きません。

不整地は足元が不安定で走りにくいというデメリットはありますが、トータルでの安全性はとても高く、公園のランニングコースなどよりは快適に走れます。コロナ禍で周りに気を使いながら走っている人もいるかもしれませんが、河川敷などの不整地ならその心配もなくなります。

気持ちのいいランニングをするという意味で、不整地はとても魅力的なランニングコースになります。人の少ない場所でストレスなく走る。どこにいても周りが気になる状況ですから、きっとそれだけでも魅力的に感じるはずです。

まとめ

アスファルトの道は走りやすいというメリットがあるものの、人間の体はその硬さに耐えられるようにはできていません。アスファルトばかりを走っていると、膝など関節の消耗が激しくなるので、ランナーとしての寿命が短くなります。

トレイルでも河川敷でもいいので、できるだけ柔らかい路面も走るようにしましょう。不整地を走ることで小さな筋肉に刺激を与えられますし、さらに体幹も安定しやすくなります。

ただ都会では不整地を探すのも大変かもしれません。近くの少し大きな公園や川沿いなどまずは不整地探しから行いましょう。難しければ1週間に1回くらい里山のトレイルに行くのもおすすめです。できるだけ走る場所のバリエーションを増やして強くて息の長いランナーを目指しましょう。

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